2020-11-23 気密性について

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最近は「高気密高断熱」という言葉をよく耳にすると思います。

昔の家は画像のように、木製の建具で最初のうちはそうでもないですが、古くなると隙間だらけで、隙間風が入る状態でした。

最近はサッシの進歩で「隙間風」とは無縁となりました。

気密がよくなると、外からの冷気や(夏なら熱気)の侵入を防げるようになり、逆に部屋から逃げていく「熱」(冷・暖)を減らせます。

これに断熱性の高い壁を組み合わせることで、少ないエネルギーで部屋を短い時間で快適な温度へとすることが可能となります。

こたつや小さな暖房器具で局所的(人のいるところだけ暖める)から、部屋全体を均一に暖めるという感じに変わります。

この「高気密高断熱」が進んだ家になると、換気は換気装置でやるので「窓を開けないで下さい」という家が増えてます。

コロナ禍のなかで「換気」が重要と言われているなかで、換気装置だけの換気で心配という方も多いと思います。

窓を開けないでの深い意味

この「窓を開けないで」の理由の中に「断熱材」の問題が潜んでます。

以前から「壁内結露」の問題についてはお伝えしてます。壁の中に湿気(水蒸気)が入ると綿状のグラスウールなどは調湿機能がないので湿気を吸い込むだけです。吐き出すことはできません。

そこで、どんどん溜まっていき水となります。その水の重さに耐えかねて断熱材が落下、水分が多いので様々なトラブルを発生させます。

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「窓を開けないでの家」は換気装置で換気と湿度の管理をしてます。

窓を開けないと入り込む湿気が少なくなるので、湿度の管理が楽になるので「窓を開けないで」となります。

日本の場合は湿度の高いことが多いので窓を開けると湿気がどんどん入ってきます。壁に侵入する湿気はシートである程度は抑えているのですが、完全に入らないように作っていません。

そこで窓を開けて湿度が入り込むと、壁にも入り込みます。これが壁内結露の原因となります。

窓を開けて、大量に家に湿気が入った場合、換気装置では取り切れない、取り切るのに時間がかかるとなります。

そこでトラブル回避のために「窓を開けないで」となるのです。

調湿機能の高い断熱材、仕上材(自然素材・無垢材)を使うことで・・

これも以前からお伝えしていることですが、弊社で使用している「セルロースファイバー断熱材」や自然素材は調湿機能があります。それも凄い調湿性能です。

そこで窓を開けて換気して、多くの湿気が入り込んでも、部屋の中を丁度よい湿度にしてくれます。

壁内結露で壁のなかでトラブルということもなく、部屋の中でも「結露」が起こりにくい状態となります。「セルロースファイバー断熱材」は新聞紙から作られます。もともとは「木材」が原料となります。木の柱とは相性が抜群なのです。

壁中の環境が健全だと、家は長持ちします。日本の家が25年から30年くらいしか持たないのも、ほとんどはこの「壁内結露」の問題が多いです。

ただ単に「高気密高断熱」の家なら何でも良いというわけではないです。
特にこのコロナ禍のなかでは家選びは慎重に行う必要があります。